INTERVIEWEE
東洋大学鬼ごっこサークル「逃亡作戦」
2013年第2回スポーツ鬼ごっこ全国大会シニアの部 準優勝。 2015年第4回全国大会および2017年第6回全国大会では特別チーム賞を受賞。
白須一馬(しらす かずま)
東洋大学社会学部社会学科3年。東洋大学鬼ごっこサークル「逃亡作戦」代表。
中島康平(なかしま こうへい)
東洋大学文学部教育学科3年。東洋大学鬼ごっこサークル「逃亡作戦」主将。
スポーツ鬼ごっことは?
画像:東洋大学鬼ごっこサークル「逃亡作戦」代表、白須一馬さん―「スポーツ鬼ごっこ」という競技があると聞きました。一体どのようなものか教えていただけますか。
白須「普通の鬼ごっこはタッチされた人が鬼になるという、とてもシンプルなルールの遊びですよね。スポーツ鬼ごっこは、鬼ごっこのルールを生かしつつ2チームに分かれて点を取り合う競技なんです。言葉で説明してもなかなか伝わりにくいと思うので、僕らがやっているところをお見せしながら説明しますね。」
“遊び”が発祥のスポーツだから、本気で楽しめる
画像:東洋大学鬼ごっこサークル「逃亡作戦」主将、中島康平さん―なるほど、普通の鬼ごっことはだいぶ違ったものなのですね。足の速さだけではなく戦略や戦術も勝敗に大きく影響しそうです。
中島「そうですね。おとりを使って相手の注意を逸しながら宝を取ることを目指すなど、相手との駆け引きが重要な競技です。結構、頭も使うので、運動が得意でなくても駆け引きを楽しめるスポーツだと思います。」
―お2人はどうして鬼ごっこサークルに入ろうと思ったのですか?
白須「僕は高校時代バレーボールをやっていたので、最初はバレーボールサークルに入ろうと思っていたんです。でも『鬼ごっこサークル』というインパクトある名前に惹かれて試しにやってみたら、面白くてはまってしまいました(笑)。遊びの延長線上にありながら、みんなが本気で勝利を目指すことがスポーツ鬼ごっこの醍醐味ですね。」
中島「僕も実際に体験してみて面白かったので、入部することにしました。チームで一致団結して勝利を目指したり、自分が考えた陣形を実際に試合で試したりするところに楽しさを感じます。」
―スポーツ鬼ごっこはどんな人におすすめのスポーツですか?
白須「スポーツや運動から距離を置いている大人の皆さんにもおすすめです。例えば、運動が好きな人でも、高校を卒業すると運動を続ける人ってそれほど多くないと思うんですが、スポーツ鬼ごっこなら気軽に取り組むことができます。」
画像:東洋大学鬼ごっこサークル「逃亡作戦」の皆さん
中島「僕らのサークルは高校時代バリバリ運動をやっていた人が多いので、かなり真剣に活動している方だと思いますが、真面目な中にも楽しもうという空気があるのって、遊びの鬼ごっこをモチーフにしているからだと思うんです。遊びを全力でやっている感じです。僕自身、高校時代は帰宅部で運動をしていなかったのですが、楽しんで活動しています。」
―楽しくやろうという雰囲気があると、スポーツがそこまで得意でない人も楽しめそうですね!
大人が童心に帰る最高のスポーツ
鬼ごっこをモチーフとした「スポーツ鬼ごっこ」は、スポーツが得意な人も、そうでない人も楽しみながらも全力で取り組める新たなスポーツであることが分かりました。スポーツ鬼ごっこの大会は、子供から大人まで幅広い年齢層を対象として開催されるものが多いそうです。最近スポーツをする楽しさを忘れかけている方は、ぜひチームを組んで参加してみてはいかがでしょうか。全力でグラウンドを駆け回った子ども時代の記憶が蘇るかもしれません。